新築間取りで後悔しない!成功例と失敗例まとめ

一生に数回あるかないかの新築計画は、楽しみなものですが悩みもつきませんね。その中でも一番にあげられるのが「間取りについての悩み」です。
長く住み続けられる新築住宅を実現するためには、どんな点に注意をして間取りを計画すればよいのでしょうか。

今回の記事では、後悔しない間取りを計画するための基礎知識と実際の成功例・失敗例を解説していきます。

新築住宅の間取りを考えるための準備

新築住宅の間取りを考えるためには、建築に関する基礎的な知識が必要となります。
何の準備もせずに間取りについて考え始めても、上手くいかずにせっかくの新築計画が楽しめません。

最低限の住宅や図面に対する知識と、間取りを考える際に注意したいポイントについて見ていきましょう。

■住宅用語や記号を理解する

住宅を新築するときには、ハウスメーカーや工務店の担当者と打ち合わせを重ねます。そのときに必要となるのが、基本的な住宅用語や図面に書かれている記号についての知識です。

図面を読めると、自分が出した間取りの希望が反映されているかどうか判断がつきます。図面を読む知識を身につけておくことで、ハウスメーカーや工務店とのコミュニケーションがスムーズに進むでしょう。

■周囲の環境に合う間取りを考える

新築住宅用に購入した土地は、間取りを考えるときに方角や日当たりなどをもう一度チェックしましょう。土地が人通りの多い道路に面している場合は、騒音や視線などへの対策がとても重要です。間取りや窓の位置を工夫することで、住み心地のよい空間が作れます。緑に囲まれた環境の土地であれば、静かな方向へ窓を設けて、日当たりや風通しのよい間取りを楽しめます。

昼間だけではなく、夜間の環境も確認して間取りを考えるのがおすすめです。市街地での新築住宅の打ち合わせでは、建ぺい率や容積率、北側斜線などの耳慣れない専門用語がたくさん出てきます。近所の環境や住宅の間取りにも関係する専門用語は、わからないままにせず、その都度担当者へ確認するようにしましょう。

■家族の希望をすべて書きだそう

住宅を新築するときに大切にしたいのが、家族全員の意見をできるだけ尊重することです。いっしょに暮らす家族が満足していれば、それこそが素晴らしい間取りといえるのではないでしょうか。

現在の家族の生活環境はもちろん、新築計画をきっかけに家族の将来を思い描いてみましょう。若い夫婦2人であれば、家族が増えたときに対応できる間取り、子育て世代の新築住宅では、子どもたちの成長に合わせた間取りが必要になります。

いずれにせよ、家族全員の希望する条件をすべて書き出してみると、優先順位がつけやすくなります。間取りを計画する段階で意見を交換し合って、後悔しない新築住宅の計画を進めてください。

新築住宅の間取りを決めるチェックポイント

新築住宅の間取りを考えるときに覚えておきたい注意点をまとめてみました。

■収納スペースの場所と量

住宅を新築した後で後悔したことを調べてみると「収納」と答える人が多いです。収納スペースを考えるときに大切なのは「収納するものの量」と収納スペースを「どこへ作るか」の2点です。

収納量は把握したものの、クローゼットを設けた場所への動線が悪く、部屋が散らかったままということになりかねません。玄関、キッチン、リビング、各個室、洗面所など、使ったものをすぐに収納できると住まいを快適な状態に保てます。家族全員が出し入れするものが多い場合は、独立したウォークインクローゼットを、常温の食品を買い置きすることが多い家庭ではキッチンにパントリーを設けるのがおすすめです。

収納の目的をはっきりさせるとスペースが活用しやすくなりますね。

■採光と通風

住まいの快適さは採光と通風に大きく左右されます。日当たりの良さだけを考えて南向けのリビングに吹き抜けを作ったところ、日差しが眩しすぎてかえって過ごしにくくなったという例もあります。

隣家の状況や道路との距離も、窓の位置や間取りに影響する要素の一つです。風通しは住宅を長持ちさせるうえでも大切です。窓の大きさや高さを工夫すると、プライバシー対策をしながら、採光と通風を確保して居心地のよい空間を作り出せます。

■生活動線の確保

家族が気持ちよく日常生活を送るためには、生活動線が確保されていることが重要です。

例えば、家事動線を考えてみると、料理をしながら洗濯をするときに、キッチンから洗面所(洗濯室)が近いとストレスがありません。帰宅してからの行動を元に、家族全員の動きを間取り図に書き込んでみると生活動線が把握しやすくなります。また逆に、起きてから外出するまではどうでしょうか。

スムーズに人が流れる家はとても快適な間取りの特徴です。

■家具や家電のレイアウト

採光や通風の確保を重視し過ぎたあまり、窓が多くなって家具や家電を置けないというのもよく聞く悩みです。手持ちの家具や家電、新たに購入予定のインテリアは間取りを考えるときにレイアウトする場所を決めるのがおすすめです。そうすれば、掃き出し窓にするつもりだった場所を腰高窓や壁にする、ドアや引き戸の位置を見直すきっかけになります。

おしゃれなインテリアを置いても生活動線が確保されていなければ、使い勝手の悪い間取りになってしまいます。インテリア計画も新築住宅の間取りを決める際には重要なことを覚えておきましょう。

新築間取りの成功例

住宅の間取りを考えるポイントが少しずつ整理できてきましたね。
そこで、新築住宅において特に人気がある間取りをご紹介していきましょう。

■ アイランドキッチンを設けて家族で料理

新築で平屋のアイランドキッチン

こちらの新築平屋住宅では、アイランド型キッチンを中心にLDKを構成しています。普段はご夫婦2人でお住いの住宅ですが、仕切りがないアイランドキッチンにしてからは、ご主人も料理をする機会が増えたそうです。

壁付けのキッチンやペニンシュラタイプと比較しても、とても明るくて人気があるアイランドキッチン。広い面積を占めるため、採用前に検討は必要ですが、料理好きな方にはおすすめしたい間取りです。

■玄関にクローゼットを設けて家の中がすっきり

新築で平屋の玄関とクローゼット

子育て世代に人気がある間取りが、玄関を広めにとったクローゼットがあるタイプです。玄関からすぐに洗面室へ入る動線と、シューズクローゼット、ファミリークローゼットを通ってリビングへ通じる2方向へ動線があるのが特徴です。

散らかりがちな郵便物はリビングに入れず玄関に設けたクローゼットで処理。アウトドア用品や子どもたちと公園で楽しむグッズも収納できると人気です。ただし、窓や換気扇を設置しないと、ニオイが玄関にこもってしまうこともあるので注意が必要です。

■家事室兼パントリーを設けて家事動線が効率的に

新築で平屋の家事室兼パントリー

収納スペースが必要な場所にあると家事動線がとても効率的になります。アイロンがけやタオル収納を兼ねた家事室兼パントリーを間取りに加えることで、調理と洗濯、衣類の整理整頓がスムーズに行えます。

また、生活感を出したくない方に人気なのが、パントリーにゴミ箱を置く方法です。リサイクルゴミなど分別用のゴミ箱をキッチンに置かずにすむため、とてもおしゃれにコーディネートできますね。

家事スペースにも舞台裏が一つあるととても便利です。

新築間取りの失敗例

しっかり考えたつもりだったのに、実際住んでみたら後悔したという新築間取りの失敗例も見ておきましょう。

■北側に設けた吹き抜けは寒いだけだった

新築で平屋の北側の吹き抜け

少しでも明るいLDKにしたいと考えて、北向きに掃き出しの窓とウッドデッキ、さらに吹き抜けを作った間取りです。東側が道路に面していて南側は隣の家からの視線が気になるため、開放感を求めて考えられた住宅。

せっかく洗面室の勝手口から出て洗濯物を干そうと考えていたウッドデッキは、一年中日当たりが悪くて乾きません。そのため、南向けに設けたバルコニーへ主寝室を通って洗濯物を干す生活になりました。まさに生活動線が長く伸びてしまった例です。

北側の吹き抜けの窓と掃き出し窓からの冷気で、冬の暖房効率も悪く寒いリビングになってしまいました。

■オープンキッチンとリビング階段で音やニオイが家中に

新築で平屋のオープンキッチン

オープンキッチンとリビング階段を取り入れた新築住宅では、換気扇をつけて料理をしてもニオイが家中にあふれてしまいます。さらに予想以上だったのが、リビングの会話が2階の居室まで筒抜けになることでした。生活時間が異なる家族が調理したり、くつろいだりしている生活音がすべて2階に影響してしまう状況に悩まされています。

家族全員がいつまでも同じ時間帯に起床して就寝するとは限りません。将来の生活も想像して、間取りを計画することが大切です。

まとめ

新築の住宅を計画するのはとても楽しみなことですが、毎日悩みもつきませんね。悩みの中心となりがちな新築住宅の間取りについて、くわしく解説してきました。家族全員が居心地よく生活できる新築住宅の間取りを、この記事を参考にして計画してみてください。

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