勾配天井の魅力

家づくりにおいて「勾配天井」という言葉を聞いたことがあると思います。

勾配天井は近年増えている天井のかたちで、開放感や明るさをもたらす設計として幅広い世代で人気です。

そこで今回は、室内をより快適にしてくれる勾配のついた天井の魅力についてご紹介したいと思います。

 

日本の住宅では、部屋の床から天井までの高さは2400㎜というのが一般的です。これを勾配天井にすると、角度にもよりますが最も高い地点を5000㎜(5m)という設計にもできます。

通常の2倍近く高くなりますので、まるで山小屋やホテルのエントランスのように開放的に感じられます。住まい全体を勾配天井にしなくても、家族が集まるリビングのみを吹き抜けの勾配天井にしたり、寝室や子供部屋など一部に採用するケースもあります。

 

勾配天井にすると、部屋の上部が吹き抜けのようになり、高い位置に採光用の窓を設けることができます。高窓なら一年中自然光を取り入れることが可能です。日差しが部屋の奥まで届くようになり、全体的に部屋を明るくすることができます。実際、勾配天井の住まいでは晴れた日なら日中は照明がいらないほどです。また、高窓は通気性にも優れております。

 

一般的な木造住宅では、柱と梁で構造を組みます。その中でも梁は本来天井の内側に隠れていて見えない構造材です。しかし現在では、化粧梁といってわざと室内に梁を表し、意匠性を高めるデザインも増えています。水平にわたる梁が室内に見えていると、木材の質感が増して温かみを感じられますし、室内のアクセントとして存在感を放ちます。

 

当社ショールームも梁が見えるデザインを利用し、壁の一面がレンガ造りとなった魅力的なインテリアとなっております。

薪ストーブとのバランスが絶妙な、心地よい空間を演出しております。

是非実際に訪れていただけたらと思います。

 

皆さまも、勾配天井を上手く利用した、家族みんなが楽しめる住まいを考えてみてはいかがでしょうか

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