新築平屋に住みたい!その費用感と間取りに失敗しないコツを解説します

すべての生活空間がワンフロアに収まっている平屋。階段がなくバリアフリーな平屋は、長く住み続けられる住宅として注目を集めています。

「平屋を新築したいけれど、実際暮らしてみるとどんな感じなのかな?」
「平屋にして困ることはないのかしら?」と考えている人はたくさんいらっしゃいます。

そこで今回の記事では、平屋の特徴とメリット・デメリットについてわかりやすく解説していきましょう。

平屋のメリットとその特徴

平屋とは、1階建ての住宅のことを指し、平面にすべての間取りを配置するのが特徴です。

平屋といえば、昭和レトロなイメージを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし現在新築される平屋には、モダンスタイルや人気のある北欧ナチュラルスタイルなどの外観を採用している住宅もたくさんあります。

また間取りの自由度が高い平屋では、コの字型や口の字型で中庭を囲む間取りなど、個性的なアイデアも実現できるのが特徴です。

それでは、具体的な平屋のメリットを4つご紹介しましょう。

■生活動線が効率的でスムーズ

平屋では、階段の上り下りをせずに日常生活を送れるのが大きなメリットです。

家事の中から洗濯を例として見てみましょう。一般的な2階建て住宅では、1階に洗面所や洗濯室があって、洗濯機も置かれています。

そして、洗濯物を干すのは2階のベランダというパターンがほとんどです。階段を上がったり下りたりせずに洗濯が完了するのは、とても効率がよく快適です。
また、階段がないため掃除機をかけるのも楽ですね。

■建物としての構造が安定している

平屋は住宅の2階部分の重さが1階にかかることがないため、建物の構造が安定するというメリットがあります。

地震が多い日本でも、安心して暮らす住まいを実現しやすい構造です。
また、2階を支えるための柱や壁が不要となるため、間取りの自由度が高まります。

さらに、天井高を上げて広々とした空間を楽しんだり、屋根の下の小屋裏を活用して収納やロフトとして活用したり、平屋ならではのプランニングアイデアも注目したいところです。

■バリアフリーなので長く住み続けられる

年齢を重ねても住み続けたい住まいを手に入れるには、階段がなくバリアフリーな平屋がおすすめです。

高齢者だけではなく、子どもたちにとっても階段からの転落は大きいなケガにつながります。
階段は住まいの中で意外と面積を占めている場所です。一般的な階段は約1.5畳分もの面積があり、平屋にすることでそのスペースも有効活用できます。

さらに、住宅のすべての空間が地面に近い平屋は、庭やテラスなど屋外との距離が近いのも特徴の一つです。

アウトドアリビングとして庭を楽しむことや、地震や火災のときに避難しやすいなど、屋外と家との距離が近いメリットはたくさんあります。

■家族のコミュニケーションが取りやすい

家族の動線が1階で完結する平屋は、暮らしを共にする人同士が顔を合わせやすいことも大きなメリットです。

玄関を入ってすぐに階段がある2階建ての住宅では、帰宅した子どもたちが2階へそのまま上がってしまって話が聞けないというケースもあります。
平屋ではすべてがワンフロアにあり、自然と顔を合わせて話が弾む機会が増える環境づくりに向いているといえるでしょう。

平屋のデメリットとは

さてここまでは、平屋の特徴とメリットについてご紹介してきました。

しかし、平屋の新築を計画する場合には、デメリットについてもしっかりと把握する必要があります。平屋にはどのようなデメリットがあるのかくわしく見ていきましょう。

■広い敷地が必要

平屋の一番のデメリットとしてあげられるのは、2階建てよりも広い敷地が必要となる点です。

家族全員がワンフロアで生活する平屋では、敷地はそれなりの広さが欲しいものです。
土地の価格がもともと高い都心に近い場所では、広い敷地の購入に多額の費用がかかります。狭い土地では、2階建てにして1階と2階にそれぞれ生活空間を設けるほうが、各部屋の広さを確保しやすいといえます。

■防犯・プライバシー対策

生活空間が1階のみになる平屋では防犯やプライバシー対策が必須です。

居住空間が外部からの視線にさらされやすいため、外構に目隠しなどの工夫をするなど、目線を遮る対策が必要になります。
大きな開口部を取れる平屋は、その分、防犯面での対策もしっかりしなければなりません。防犯用のガラスや雨戸、シャッター、センサーライトの設置などを計画段階から考えるようにしましょう。

■建築費用(坪単価)が高くなることがある

平屋と2階建ての建築費用(坪単価)を比較すると、平屋のほうが高くなる場合があります。

同じ延べ床面積の平屋を建てると、基礎工事と屋根工事の面積が2階建てと比べて広くなります。そのため、建築費用は平屋のほうが1~2割程度高くなるといわれています。

平屋では工事のための足場が必要なく、2階のトイレなどの設備も不要なことから、建築費用が安くなるのでは?と考えている人は資金計画からしっかり行っていきましょう。

■個室の日当たりや通風が確保しづらい

高さ方向ではなく平面が広い平屋では、家の中心の日当たりや通風を確保しづらいことも注意したい点です。

屋根に天窓を取り付ける、コの字型や口の字型の間取りを採用するなど、検討できるアイデアはたくさんありますが、その分建築コストが高くなっていきます。

敷地の周辺の環境との兼ね合いも考えつつ、平屋が向いているのか考えたいところです。

平屋ならではの間取りアイデア

平屋の特徴やメリット・デメリットについてくわしく見てきました。この章では具体的な平屋ならではの間取りアイデアをご紹介していきましょう。

■土間やウッドデッキで外とつながる間取り

広々とした大きなリビングは耐震性が高い平屋では簡単に実現できますね。

屋外との距離が近い平屋では、土間やウッドデッキをレイアウトして、リビングから庭への動線を確保するのがおすすめです。

リビングとの間に土間があると、アウトドア用品や釣り道具など趣味用品もすぐ手に取れる場所へ収納できます。広いウッドデッキはアウトドアリビングとして開放感あふれる空間の演出にぴったりです。

通り土間を作ると、帰宅してすぐに手洗いやシャワーへ移動する動線も作れますね。

■小屋裏を活かした大きなロフト

おしゃれな勾配天井や平屋ならではの高さがあれば、小屋裏をロフトとして活用するのもおすすめのアイデアです。

プライバシーを確保しづらい平屋の中で、ロフトは特別な空間を作り出せます。お気に入りの家具や趣味のグッズに囲まれた「秘密基地」のような使い方は、大人の贅沢なひと時を豊かに彩ってくれます。

■中庭を囲んだ明るいコートハウス

平屋住宅の中心への採光や通風を確保するのにおすすめなのが、コの字型や口の字型の間取りです。

中庭に面して窓をレイアウトすれば、明るい日差しや自然の風が平屋の中へ十分届きます。中庭は外部からの視線を感じずに過ごせるプライベートな空間です。

中庭も通路の一部としてとらえると、部屋から部屋への動線がつながって効率よく移動できます。

ローコストで平屋を建てるコツ

最後に平屋を新築したいけれど、予算が限られているという人におすすめの情報をご紹介しましょう。

■デザインをシンプルにする

平屋の設計段階でデザインをシンプルにすると、材料費や人件費を抑えることができます。

平屋はシンプルなデザインがよく似合う住宅です。コストをカットする点以外でも、ミニマムな設計が平屋の良さを引き立ててくれます。

■ 設備を選んですっきり暮らす

ローコストで平屋を建てたい場合は、材料や設備も本当にそのグレードが必要なのかもう一度見直してみましょう。

キッチンや洗面台、浴室などの水廻りは、商品やメーカーによって大きく価格が異なります。品質やコストパフォーマンスを比較して平屋での暮らしを実現したいですね。

■コンパクトに建てる

廊下や窓を少なくして、コンパクトな平屋を目指してみてはいかがでしょうか。

延べ床面積が減るともちろんその分、建築費用は安くなります。

また、平屋の窓には防犯対策が必須です。防犯用のガラスや面格子、シャッターをトータルで考えると、窓を少なくすることでずいぶんコストカットできるはずです。

平屋は敷地に対してコンパクトに設計すると、庭など屋外とつながって魅力が増します。

まとめ

平屋を建てたいけれどどんな特徴があるのかな?と悩んでいる人はたくさんいらっしゃいます。

この記事を読むことで、平屋のメリットやデメリットについても理解が深まったのではないでしょうか。

たくさんの魅力が詰まっている平屋は、年を重ねても住み続けられる住宅です。ぜひあなたも素敵な平屋暮らしを実現させてください。

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