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ベースコンクリート(底盤)が固まった後、立ち上がりコンクリート打設の作業をおこない、基礎を完成させます。
1.コンクリート打設(立ち上がり)
・型枠の設置:耐圧盤(基礎の底)が固まった後、立ち上がり部分(建物の壁の下になる部分)の型枠を組みます。
・アンカーボルト設置:基礎と土台を固定するためのアンカーボルトを型枠に沿って正確に設置します。
・コンクリート打設:圧送ポンプなどで型枠内に生コンクリートを流し込みます。
・締め固め:振動機などの機械などを使って、コンクリート内部の空気を抜き、密度を高めます(締め固め)。
・天端(てんば)仕上げ:基礎の天端(一番上)をレベラーなどで精密に水平に仕上げます。
2.養生期間(強度発現)
・打設後、コンクリートが十分に強度を発現させるために7~10日程度の養生期間が必要です。
・この期間内に、ひび割れ防止のために水分を与えたり(散水養生)シートで覆ったりします。
・コンクリートは約28日かけて完全に硬化しますが、それまでの間の初期強度を確保する期間が養生です。
3.型枠解体と仕上げ
・養生期間後、型枠を慎重に外します。(型枠解体)
・基礎内部に土台を据え付けたり、外周の埋め戻し作業をおこない、基礎工事が完了します。
戸建て住宅の基礎工事は、一般的に約一ヶ月間が目安ですが、地盤改良の有無、建物の規模、天候(気温)、基礎の種類によって大きく変動します。
もっとも重要なコンクリートの「養生期間」に7日~10日ほどかかるため、急ぎすぎず丁寧な工事が重要です。
一般的に、住宅の建設は「工程表」に沿って進めて行きます。しかし、悪天候のため予定がどうしてもズレてしまうこともあります。余裕を持って計画をするのですが、職人さんの手配やその後の修正をする必要があります。無理のない作業を進めていくことを心掛けて参りたいと思います。
基礎工事が完成し、上棟に向けて作業が進みます!
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