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ここからいよいよ本格的な基礎工事に入ります。
基礎コンクリート形成に必要な型枠の土台が出来上がったら、基礎配筋をおこないます。
住宅の配筋工事とは、建物の基礎の強度を上げるために、設計図に従って基礎コンクリートの中に鉄筋を配置する作業です。配筋は、引っ張りに弱いコンクリートの弱点を補う役割があり、建物の耐久性や安全性に直結する非常に重要な工程です。
通常は2~4日程度で完了し、コンクリートを打設する前に「配筋検査」で正しく施工されているかを確認します。
「配筋検査」でチェックする点
■ 位置・間隔
設計図通りに鉄筋が配置されているか、特に鉄筋どおしの間隔(ピッチ)が適切か確認します。
■ 太さ
使用されている鉄筋の太さが、設計図の基準を満たしているか確認します。
■ 継手(つなぎ目)
鉄筋どおしの重ね継手の長さが、設計で決められた長さ(例:鉄筋直径の40倍など)以上あるか確認します。
■ 定着長さ
鉄筋が基礎の端部などで、適切に基礎に定着しているか確認します。
■ かぶり厚さ
コンクリート表面と鉄筋の間に、適切な厚みの空間(かぶり厚さ)が確保されているか確認します。これは鉄筋の錆を防ぐために重要です。
■ コーナー部分
基礎の角部分では、鉄筋が30㎝以上重なるように重ねて施工されているか確認します。
スポーツでも勉強でも、基礎が重要だと言われています。これは住宅においても全く同じです。
基礎がしっかりしていないと住宅も長持ちしません。「配筋検査」はそんな大事な基礎を形作る際に、とても重要な検査です。
検査に合格すると、基礎ベース部分(床)のコンサート打設が始まります。
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